2009年07月12日

Nバタフライ・・・8

そういえば、まだカイラスを目指して平地をひた走っていた時。

景色もあんまり変わらない。
砂ぼこりで視界も悪い。
疲労している。


私は車の中でグッッッスリと爆睡していた。
もはや気絶に近い感じ。

そんな私は突然の衝撃で目が覚めた。
face08なな、なんなのっ!?
ガックガック肩がゆすられている!!

あるんですねぇ・・・、
一体何が起きているのか分からず右も左も分からない状態になる事って。

????????????????face08
「えっ?」

目覚めた私のリアクションは最小限だった。
しかし、まだボーッとしている私にマダムが言った。

『ののさん、カイラス山が見えるわよicon06

・・・カイラス?・・・見える?
「え・・・どこ?」
やはりあまり動きがでない私。

『ほら、あそこ、ほらほら。』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・見えない。

「どこですか?」
『ほら、あそこ。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・分からない。

「どこ?」
『ほら、あの山のあの辺よ。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山しかないもん。

「もしかしてまだ遠いですか?」
『そうね、素人には見つけるのは難しいわね。』

・・・じゃ、無理じゃんface07

「もう少し近くまで来たら教えてください。私、目が悪いんで。」
私はこの一言を残し目をつぶり、瞬時にまた爆睡モードに戻ったのでした。