2009年07月04日

仏の教え




≪タルチョ≫
山の上、標高の高い峠、川、風の強いところ・・・チベットではよくタルチョをみました。
なんでも青が水、赤が火、緑が風、黄色が大地、白が空を表しているそうです。
ちなみに、チベットの様に見渡す限りな~んにも無い!土地には原色以外の色が存在しないそうです。
(パステルカラーとか淡い色は気づかないのかな?大ざっぱだから。)






タルチョには御仏の教えが書いてあって、風に吹かれてはためく度にその教えが風に乗って世界に広まっていくそうです。






これは聖地ティルタプリで見ました。
【オンマニぺメフム 】と彫られています。
〝私の中の宝物〟・〝お釈迦様〟と言う意味のマントラで、最も大事で最も短いマントラでもあります。
ヨーガ的に言えばアートマンのことでしょうね。
きっと、この教えが水にさらわれ海まで運ばれて世界中に広がるのでしょう。



私はず~っとチベットのハズレのアリ地区という所にいたので、チベット人と言えば服も本人も垢黒くテカッていて、
「なんかくれ~、なんかくれ~っ」とほぼ無言ながらごり押し、かつ頑固にしつこくついて来る民族であり、
遠慮・謙虚・心のブレーキが無い民族と思ってた期間が結構長かったので、このタルチョの意味を聞いたときは衝撃でした。

「なんて詩的で美しい思いなんだろう」
本人達はあんなにまで野生なのに・・・と。

そして、チベットは風が尋常じゃなく強いから、きっと仏の教えは地元には落ちてこないんだな。
と、灯台下暗し的想像をしていた。

実際はチベット人はとっても信仰深い。
特にチベットの大都会ラサ周辺出身者の信仰心は非常に厚い。
私の乗っていた車のドライバーさん(通称アニキ)はその中でも特に信仰深かったように思う。

しかし、アニキの話はとても思い出深いので、また後日しっかりブログに書きたいと思います。


友達に頼まれて明日チベットでのお話をする事になりました。
慌てて写真を整理し、パワポでまとめて、徹夜続き・・・そんなワケでせっかくだから今日はたくさん写真を載せて見ましたface02