2008年12月30日

情熱の炎(消化活動編)

さて、
おじいちゃんなりのタパスで施設内パトロールをしていたワケですが、
yogaの時間の始まりです。

普段は全くyogaに興味の無いおじいちゃんですが、今日はタパスの勢いが止まらないのか
スス~ッとコチラにやってきました。

なんと、前から2列目に陣取って、
目が、、、(理由はともあれ)燃えています!

何が起こるのか、ちょっぴりドキドキ。
『あるがままを受け入れる』
そんなyogaの精神で対応しちゃうよっ。
私の心も若干キリリッ!

と、思ったその瞬間。

「わ~、来た!」
「ちょっと、あっち行ってちょうだい!!」

前列のおばあちゃん達がおじいちゃんを見つけて大ブーイング。

「先生、この人ちょっと向こうへやってよ。」
「わたし、この人嫌いなの!!」

ヒソヒソ話風に話してますが、あくまで“風”なので丸聞こえ。

せっかく来てくれたんだから皆仲良くやりましょうよ。
そんな私の言葉に耳を貸す事も無くおばあちゃん達は更にヒート・アップicon10

「わたし、この間この人に噛まれたんだからicon05
手には赤くなった噛み跡が・・・以外と本気で噛みついてるね。

「わたしも前に噛まれの、痛かったんだから!!」
「もう、こっちに来ないでちょうだいface09

おじいちゃん、モテてないね~face07

まぁ、まぁ、まぁ、、、と、何とか場を収めようとする私を可哀そうに思ったのか、
おばあちゃんの1人が言った。

「もう、そんなに騒がないで。大丈夫。いざとなったら先生が助けてくれるんだからicon12

えっ、私ですかっ!!??

内心慌てる私をよそに、事態は急速に終息face08

「そうだね、先生いるもんね。」
「そうだよ、先生がたすけてくれるよ。」

おばあちゃん、私の力なんて微々たるモンだよicon10
心の底から訴えたいと思ったけど、「そうそう、大丈夫」とおばあちゃん達が微笑んでいる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガンバリマスicon11

期待された事を黙々としよう。
カルマ・ヨーガの教えにもあったじゃないか。

ちょっと想像と違う形であるがままを受け入れる私。

じゃ、気を取り直してyogaしましょ~・・・あれっ??

気づいてみるとおじいちゃんの姿が無い。
あれれっ?
いつの間にか窓際で外をジッと見ている。
心なしか背中を小さく感じるよ?
夏なのに、外の景色が枯葉色に見える。
完全空調設備の施設なのに北風に吹かれてない?

そりゃ、そうだよね。
そりゃ、落ち込むよね。。。
なかなか無いよ、本人前にあれだけ言われるってface07
もはやおじいちゃんの中の炎は消えうせている。

私はそっとおじいちゃんの背中に「がんばれ」と気持ちを送り、
ソレはソレ、コレはコレ。
とyogaを開始したのでした。  


Posted by のの at 09:57Comments(2)きまぐれエンジェル