2009年08月01日

テキトーなオジサン。

馬方のオジサンはテキトーだった。

雰囲気からすればどっかの競艇場とか競馬場にいそうな感じ。
省ける手間は全て省き、最小限の労力で仕事をこなし、最大限楽しみたい人だった。
しかし、それが珍しいわけではない。
20チームの内におじさんの“競艇場仲間”は3~4人いて、
おそらく日本にもそんな人はいて、社会全体の割合としらた大体同じくらいなんだろうな~と
なんとなく思っていた。

そんなワケで(?)、馬に乗り始めて数十分後には私はオジサンに〝コイツ放っておいても大丈夫か〟
と分別されたらしく、おもむろに手綱を持たされオジサンはどっかに行ってしまった。
別に馬に一人で乗るのは良かったが、微妙に手綱が短いのでかなり腰に負担が・・・。

結局、私は手綱を離し、鞍を持って行く事にした。

でも、手綱を馬が踏んでは大変だ。
そういう事なのか、私が手綱を離すとオジサンはどこからともなく現れ、再度私に手綱を持たせる。
そして私が離す。
数回繰り返したところでオジサンは馬のたてがみを掴む事を提案してきた。

まぁ、その方が楽だ。

しかし、大体この辺だろうたてがみを掴んでいたつもりではあったが、プロの馬方さんにすれば
ちょっと違ったらしい。

翌日、私が馬に乗ろうとすると『ココです!』
とばかりに馬のたてがみにカタがリボン結びにしてあった。
昨日私がつかんでいた部分とは1~2cmくらい上だった様に思ったので、その微妙なズレは馬にしてみるとイヤなのかもしれない。

1日馬に乗っていて分かったのですが、鐙の位置や鞍の位置でずいぶん馬の乗り心地が違うらしく、
馬方さんの調節によって乗馬の疲労度がかなり変わるらしい。
私は馬に乗ったときにオジサンがササッと調節してくれていたのでその疲れは全くナシ。

結局、テキトーだとばかり思っていた私の馬方さんは馬の扱いに関しては一流だったらしい。
だから最小限の労力で働けるんだね。


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