2008年11月10日
働く人の悩み
友人でもあり、ヨーガ教室の生徒さんであるKさんから、
サトサンガの時間に相談がありました。
Kさんはある専門職に就いている人ですが、以前にある資格試験を受けたそうです。
その時、職場には誰もその資格を持っている人がおらず、Kさんは1人でその資格の情報を集めるところから始め、勉強をして、とても大変な思いをしてその資格にパスしたそうです。
そして、最近になり業務が多忙になってきたことから、もう1人その資格をとらせようと言う事になり、Kさんの後輩が資格試験を受けることになりました。
もちろんKさんは後輩に対して資格試験の事について詳細に説明し、傾向や対策など自分にわかる事はアドバイスしているのですが、その中で迷いが生じてきたとの事。
・自分は誰にも相談できる人もいない中で全て自分でイチから調べてやっていたのに、後輩は分からない事は何でもすぐ聞いてアドバイスをもらう事ができる。
・正直、今まで資格を持っているのが自分だけだったので、職場で重宝される事もあり立場的に良かったものが、他に資格を持った人ができると自分の立場が悪くなるのでは?
・かといって、知っているものを知らないとは言えない・・・。
最近はずっとこの事で悩んでいるとの事。
Kさんの悩みは特別なコトではないと思います。
多かれ少なかれ、意識・無意識に関わらず、働いている人はKさんの様な思いをしたり、体験があると思うのです。
もちろん私だってあります。
私からは【我々は、自分を助けているのであって世間を助けているのではない】と言う話と、
自分のしている事を「資格試験に受かる・受からない」、「資格を持っている・持っていない。」
の、短期的な視点で見ないようにしては?と話をさせてもらいました。
『資格』にこだわってしまうと確かに持ってる・持ってないは大きな問題ですが、
長い長い人生の中のひとつの経過点だと考えてみれば、
Kさんには何も分からないところから調べ、勉強し合格したという
“ゼロから始めて目標に到達できた!”実績と自信とやりぬく根性が身についているワケです。
この経験はこれから先の人生にどれだけ恵みをもたらすかって話です。
そして何より、自分が「嫌だな」と思いながら指導している自分自身に悩んでいるKさんは
間違いなく善良な人で、もしこれで後輩の指導に手を抜いたり、教えなかったりした場合、
結局Kさんは「あの時しっかり教えなかった自分」を責めて辛い思いをする事になると思うのです。
「Kさんに悪巧みは向かないから、もう諦めて出来る限りの指導をしたほうがいいよ。」
と、僭越ながらアドバイスさせていただきました。
Kさんも「そうだよね~。」と大爆笑。
ひとりで悩んでいてはなかなか答えは出ないもの。
それにしても私はまず、Kさんをとても尊敬します。
自分の素直な気持ちを話せると言う事はとてもスゴイ事だとひねくれた私は思うからです。
サトサンガの時間に素直にお話してくれたKさんに感謝です。
毎度、私は教えられるのです。
感謝
サトサンガの時間に相談がありました。
Kさんはある専門職に就いている人ですが、以前にある資格試験を受けたそうです。
その時、職場には誰もその資格を持っている人がおらず、Kさんは1人でその資格の情報を集めるところから始め、勉強をして、とても大変な思いをしてその資格にパスしたそうです。
そして、最近になり業務が多忙になってきたことから、もう1人その資格をとらせようと言う事になり、Kさんの後輩が資格試験を受けることになりました。
もちろんKさんは後輩に対して資格試験の事について詳細に説明し、傾向や対策など自分にわかる事はアドバイスしているのですが、その中で迷いが生じてきたとの事。
・自分は誰にも相談できる人もいない中で全て自分でイチから調べてやっていたのに、後輩は分からない事は何でもすぐ聞いてアドバイスをもらう事ができる。
・正直、今まで資格を持っているのが自分だけだったので、職場で重宝される事もあり立場的に良かったものが、他に資格を持った人ができると自分の立場が悪くなるのでは?
・かといって、知っているものを知らないとは言えない・・・。
最近はずっとこの事で悩んでいるとの事。
Kさんの悩みは特別なコトではないと思います。
多かれ少なかれ、意識・無意識に関わらず、働いている人はKさんの様な思いをしたり、体験があると思うのです。
もちろん私だってあります。
私からは【我々は、自分を助けているのであって世間を助けているのではない】と言う話と、
自分のしている事を「資格試験に受かる・受からない」、「資格を持っている・持っていない。」
の、短期的な視点で見ないようにしては?と話をさせてもらいました。
『資格』にこだわってしまうと確かに持ってる・持ってないは大きな問題ですが、
長い長い人生の中のひとつの経過点だと考えてみれば、
Kさんには何も分からないところから調べ、勉強し合格したという
“ゼロから始めて目標に到達できた!”実績と自信とやりぬく根性が身についているワケです。
この経験はこれから先の人生にどれだけ恵みをもたらすかって話です。
そして何より、自分が「嫌だな」と思いながら指導している自分自身に悩んでいるKさんは
間違いなく善良な人で、もしこれで後輩の指導に手を抜いたり、教えなかったりした場合、
結局Kさんは「あの時しっかり教えなかった自分」を責めて辛い思いをする事になると思うのです。
「Kさんに悪巧みは向かないから、もう諦めて出来る限りの指導をしたほうがいいよ。」
と、僭越ながらアドバイスさせていただきました。
Kさんも「そうだよね~。」と大爆笑。
ひとりで悩んでいてはなかなか答えは出ないもの。
それにしても私はまず、Kさんをとても尊敬します。
自分の素直な気持ちを話せると言う事はとてもスゴイ事だとひねくれた私は思うからです。
サトサンガの時間に素直にお話してくれたKさんに感謝です。
毎度、私は教えられるのです。


Posted by のの at 21:10│Comments(4)
この記事へのコメント
・・・日々の生活とヨーガの智慧の関わりを探究・・・日々の生活にヨーガの智慧を生かし、生きる・・・真摯にヨーガを学ばれているののさんの生きる姿勢が、人の心を開きとらわれた思いを解放に導いてゆく・・・。ヨーガを行う者としてとても学びになります。今後とも学ばせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します*
Posted by おざっちょ at 2008年11月11日 12:28
会社勤めで、っていうのがポイントなんだよね。
会社の中のポジションまで考えなければならない状態だと、
正しいことも思い切ってやれなくなってしまう。
後ろを付いてくる人たちよりも、
一番手に何かをやる人は価値があるような気がする。
それに気づく上司だったらいいんだけど、
後ろを付いてくるのが上手な人が上司になっている場合、
Kさんの偉大な価値が脅威になったりするのかもね。
私もひねくれているので、
素直なKさんに脱帽。
会社の中のポジションまで考えなければならない状態だと、
正しいことも思い切ってやれなくなってしまう。
後ろを付いてくる人たちよりも、
一番手に何かをやる人は価値があるような気がする。
それに気づく上司だったらいいんだけど、
後ろを付いてくるのが上手な人が上司になっている場合、
Kさんの偉大な価値が脅威になったりするのかもね。
私もひねくれているので、
素直なKさんに脱帽。
Posted by よしこ at 2008年11月11日 14:51
おざっちょ~(^-^)
コメントどうもありがとう。
意外と真面目にやってるでしょ?
おざっちょもステキなコメントをありがとう。
なんだかおざっちょ格好イイ・・・!!
私自信は教えられるばかりですが、がんばろうと思います。
これからもお互いヨーガを行じる者同士、切磋琢磨で行こうね。
コメントどうもありがとう。
意外と真面目にやってるでしょ?
おざっちょもステキなコメントをありがとう。
なんだかおざっちょ格好イイ・・・!!
私自信は教えられるばかりですが、がんばろうと思います。
これからもお互いヨーガを行じる者同士、切磋琢磨で行こうね。
Posted by のの
at 2008年11月11日 18:22

よしこさん
コメントどうもありがとう(^-^)
本当に会社勤めって、修行の場としか思えないよ。
悩みの解決方法とかって、人に言うのは簡単だけど、自分が実行するのは本当に大変。
私はとりあえず自分の言ったことを自分が実行できている様にしたいと思ってます。
そして、素直な人になる。
コレ重要です。
コメントどうもありがとう(^-^)
本当に会社勤めって、修行の場としか思えないよ。
悩みの解決方法とかって、人に言うのは簡単だけど、自分が実行するのは本当に大変。
私はとりあえず自分の言ったことを自分が実行できている様にしたいと思ってます。
そして、素直な人になる。
コレ重要です。
Posted by のの
at 2008年11月11日 18:27
